2022年2月の記事一覧

第9回生徒の学習成果発表会

第9回生徒の学習成果発表会を本校体育館で行いました。

各科の代表が1、2年生に1年間の研究の成果を発表しました。

機械・エネルギー科 「自転車を作ろう!!
要旨
誰でも安全に乗れる自転車を製作することを目的として、授業・実習で学んだ溶接や機械加工などの技能を生かし、製作に取り組んだ。研究の成果としては、自転車の構造を深く学ぶことができ、溶接や機械加工の技術がより高めることができた。また、班員がより親交を深めることができ、高校生活の中での良い思い出になった。


電子機械科 「プログラムによるドローン自動飛行の研究」

要旨

 昨年度のドローン研究班は2台のドローンをプログラムにより同期させるシンクロ飛行に成功した。今年度は、インターネットで公開している“ OpenCV”をPythonに組み込み、ドローンのカメラで色や形状を認識して、自動飛行できるプログラムに挑戦した。閉科式(10/30 実施)で行われたR科課題研究発表会では緑・青・赤の順で判別して、最後にフリップ前回転で決める予定が充電不足で最後の見せ場を失敗した。今回は6色判別成功の動画とステージ上で3色判別飛行と最後のフリップに再度挑戦する。

 

電気科 「電動四輪車の改造」
要旨
 去年の先輩達が作った電動四輪車を改良するため、設計図を作成し溶接練習を重ね た。また、金属管を切り出し、切り出したパイプを使ってボディ作成 、さらにハンドルと運転席を溶接により取り付けを完了。最後にモータ制御を行い完成した。成果として、強度・速度・旋回性能を向上させた改良品を作製することが出来た。
 

電子科 「アーケードコントローラ・ELシートを使った電光表示塔」
要旨
① アーケードコントローラの製作については、授業で学んだ回路の知識やはんだの技術を応用して、自分たちが使いやすいようなアーケードコントローラを製作しようと思ったことがきっかけだった。成果としては、アーケードコントローラを制作し内部の構造や配線などを確認することができた。
② ELシートを使った電光表示塔の製作については、十和工祭で設置する目的で、明るくて見やすく、かつ長期的に使用できるものを作る。また、いろんな文字を簡単に使える事ができるようにした。
成果は小学生のものづくり教室に使用した際に小学生に好評だった。
 

建築科 「旧笠石家住宅の調査研究~重要文化財としての価値を探る」
要旨
 旧笠石家住宅は昭和48年に国の重要文化財に指定されたが、詳しい理由は知られていないので重要文化財としての価値を探るため調査を行った。調査の結果、建築は江戸時代後期であると考えられ、上北地方では最も古い。また、間取りの特徴として直屋の広間型でマヤが建物の3分の1を占めている。これは、平安時代から馬の産地として有名であったことや江戸時代に入る上北地方では冬場に近隣の民家に預けて育てる舎飼が行われ、農家の方が馬を民家で育てていたと思われる。
 

電子科の取り組み 「山形大学スーパーエンジニアプログラミングスクール( SEPS )参加」
要旨
 SEPSは、アメリカ・シリコンバレー在住のスーパーエンジニアから、オンラインで直接プログラミングを学ぶことに加えて、山形大学のデータサイエンス高次プログラムを取り入れたスクールである。本校の実習などでも利用している言語「Arduinoスケッチ」や「Processing」の基礎学習を行い、これらの知識を応用して、様々な社会問題や日々の生活で不便であるものの解決や、エンターテイメント性のあるものまで IoT 機器やプログラム開発が目標である。ここではSEPSを取り入れた電子科の取組みを紹介する。